2024.10.03スポーツ観戦中こそ注意! 手荷物の管理方法

スポーツ観戦に行くとき、ご自身の手荷物はきちんと管理していますか?球場や競技場などでのスポーツ観戦は臨場感があって楽しい反面、盗難被害の可能性も高いので、いつもより手荷物管理を徹底して、自衛することが大切です。スポーツ観戦中の手荷物管理や盗難対策について、気を付けるポイントをご紹介します。

スポーツ観戦中は盗難に遭いやすいって本当?

スポーツ観戦は、迫力のある選手の動きを近くで体感したり、周りの人達と一体となって応援したりと、テレビ中継とは違う楽しみができるため人気があります。しかし、観戦に夢中になっている間は荷物への注意が疎かになりやすく、大きな歓声で物音に気付かない場合も多いので、盗難被害に遭う可能性が高くなります。また、スポーツ観戦を楽しむために色々と荷物が増えてしまい、身に着けられない大きな荷物は床や座席などに置いておくことも多いでしょう。床や座席などに置いた荷物は目が届きにくくなり、それもまた、盗難のリスクを高めてしまいます。観戦シートが自由席の場合、席を確保するために置いたものが盗まれてしまうこともあります。席取りをした後で、荷物を置いたままその場を離れると、その間に荷物を荒らされたりバッグごと持ち去られたりする可能性もあります。

スポーツ観戦中に狙われやすい荷物

スポーツ観戦では、その場を楽しむ・快適に過ごすために持ち込みたいものがいろいろありますが、どんなものが狙われやすいのでしょうか。

貴重品

現金・財布・携帯といった貴重品は、最も狙われやすいでしょう。交通費や入場料はもちろん、飲食やグッズの購入などにお金が必要となりますが、スポーツ観戦に持ち込むのは最低限の額にしておきましょう。カバンの中に入れていた財布や携帯だけ盗まれる、財布の中の現金だけ抜き取られる、といったケースも想定されます。

記念グッズ

会場内で販売されている記念グッズや過去に購入したグッズなども、盗難に遭いやすくなります。スポーツファンなら、自分の好きな選手・チームのユニフォームやマフラータオルなどを持っていることは多いものです。同じチームや選手のファン同士が心を通わせるためにも大切なものとなりますが、中には自分の持っていないグッズを盗んだり、限定グッズを転売目的などで盗難したりする人もいますので、注意が必要です。

カメラやビデオカメラ

カメラの持ち込みやプレイ中の撮影が許可されている場合には、カメラやビデオカメラなどの盗難にも注意が必要です。高価なものも多く、転売目的で盗難のターゲットにされやすいもののひとつです。上記の他にも、車上荒らしや車に貼っている記念ステッカーが狙われてしまったり、自動車ごと盗難に遭ったりすることもあります。実際に自動車盗難被害予防の呼びかけをしているスタジアムもあり、注意が必要です。

スポーツ観戦中の手荷物管理の方法

スポーツ観戦中に盗難被害に遭わないためには、手荷物の管理方法をしっかり自分で考え、対策をすることが大切です。なるべく貴重品は持ち込まないことが、一番の予防方法ですが、持って行く必要がある場合には、管理方法を考えておきましょう。

手荷物は持ち歩く

一人で観戦している場合は特に、席を離れる時は手荷物をすべて持ち歩き、座席には何も置かないほうが良いでしょう。飲食物の買い物やトイレなど、ちょっと離れた隙にも盗難に遭う可能性はあります。グループで観戦する場合にも、大切なものは自分で管理し、人に預ける場合は鞄などに入れて保管してもらいましょう。「少しの間だから大丈夫」といった過信は禁物です。

パドロックで施錠

席を離れるたびに持ち歩くのが難しい荷物については、パドロックの活用がおすすめです。小さい南京錠をバッグのファスナーに使ったり、ケーブルやワイヤータイプのロックを使用して荷物とベンチなどをつないだりすることで、カバンの中身の盗難や持ち去りの予防になります。簡単なロックであっても、窃盗犯は手軽に盗めないことがわかると犯行を諦めることが多いものです。

自動車の中には貴重品を置かない

車でスポーツ観戦に行く場合は、貴重品を自動車の中に残しておかないことが大切です。少なくとも窓から見える位置に貴重品と分かるものを置かないようにしましょう。実際には何も盗られなかったとしても、自動車の鍵を壊されたり、窓ガラスをこじ開けられたりすると、その分の修理代がかかってしまいます。外から見て狙うものがない、と窃盗犯に思わせることも盗難対策として有効です。 臨場感のあるスポーツ観戦は楽しいものですが、不特定多数の人が集まり、BGMや歓声で盛り上がっている場所は盗難に気付きにくく、夢中になって無防備になっている隙を狙われやすい環境ともいえます。上記の内容を参考にして、楽しいスポーツ観戦の時間をお過ごしください。