日用品を災害時にも活用、内閣府が浸透を図る「フェーズフリー」アイテム
金庫を使った「置いてく防災」実践のススメ
『2026年防災にまつわる調査』半数以上(54.8%)が普段使っている物を災害時にも役立てる考え方に共感
被災経験者のうち、67.8%の人が避難時に家に置いてあるものが気になった経験あり
この度9月1日の「防災の日」に合わせて、フェーズフリーの考え方を紹介するとともに、日常と災害時の双方で役立つ金庫を活用した新しい防災のあり方を提案します。また、防災意識について調査した『2026年防災にまつわる調査』の結果も発表します。
今年7月には防災庁設置法が公布され、11月の発足に向けて、国全体で防災・減災への取り組みが一層強化されます。さらに7月には、熊本県で最大震度7を観測する「令和8年熊本地震」が発生。改めて、地震はいつどこで起きてもおかしくないことを実感する出来事となりました。こうした中、日頃からの備えを見直し、“もしも”の際に大切なモノを守るための防災対策への関心が高まっていると考えています。
内閣府が浸透を図るフェーズフリー(※)とは、「日常」と「非常時」を明確に分けて備えるのではなく、普段の暮らしの中に防災につながる機能や仕組みを取り入れる考え方です。例えば、防災用品を収納できるスツールを準備することで、普段は玄関で靴を履くための椅子として使用し、災害時にはそのまま持ち出す防災バッグとして活用できます。非常時だけに使用する特別な防災用品ではなく、普段から使用しながら災害時には命や暮らしを守る役割を果たすような、日常と非常時の双方で活用できるアイテムが注目されています。
『2026年防災にまつわる調査』では、フェーズフリーを「知っていた」が17.5%(全体)、「ある程度内容を知っていた」19.4%(全体)とあわせると36.9%となり、3人に1人が知っているという結果に。被災経験がある方に限ると上記の結果は61.4%と6割以上となり、よりフェーズフリーの考え方を知っていることが分かりました。
当社では、金庫をフェーズフリーなアイテムとして活用することを提案しています。
施錠された金庫は、防犯面で役立つのはもちろん、普段から通帳や印鑑、契約書、保険証券、権利証、思い出の品など、紛失しやすい大切なモノを一か所にまとめて保管する収納スペースとして活用できます。
一方で災害時には、火災や浸水、家屋の損壊などから大切なモノを守る「セーフティ・スペース」へと役割が変わります。
耐火・耐水・高い堅牢性を備えた金庫であれば、大切なモノを持ち出そうとせず、安全な場所に「置いて逃げる」という判断がしやすくなります。
※フェーズフリー等促進検討会 : 防災情報のページ - 内閣府
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/phase_free/index.html
長く家族を守る「一家のセーフティ・スペース」
金庫の日常の役割は、単なる「盗難対策」にとどまりません。通帳や保険証券、思い出のアイテムなど、家族にとって大切なモノの“定位置”をつくることです。そして紛失・盗難・火災・浸水のリスクから守ることも、重要な機能です。
非常食や防災グッズのように「もしものために買って備える」だけではなく、金庫は普段から大切なモノの保管場所として使い続けることができます。
地震をはじめとする災害は、いつ起きるかを正確に予測することができません。明日起きるかもしれない一方で、何十年も先になる可能性もあります。だからこそ、防災には「備えたまま眠らせておく物」だけでなく、日常の暮らしの中で防災に限らず使い続けられる物も重要です。
普段は、家族の大切なモノをまとめて保管する場所として。
そして災害時には、その大切なモノを火災や浸水などから守る場所として。
金庫を一時的な防災用品ではなく、日常と非常時の両方で長く家族の大切なモノを守り続ける「一家のセーフティ・スペース」として提案します。
置いてく防災で「逃げ一択」
地震による津波、台風や大雨、火災、いずれも早めの避難や逃げ遅れないことが命を守ることにつながります。しかし実際には、「通帳や現金を持って逃げなければ」、「大切な書類を置いたままで大丈夫だろうか」、「避難した後に火災や盗難が起きたらどうしよう」といった不安から、避難が遅れたり、一度は避難したにもかかわらず、自宅へ戻ってしまったりする可能性があります。
今回実施した調査は、「少し迷ったが、比較的すぐに避難できた」が45.3%と高いポイントになりました。一方で、「迷いや準備に時間がかかり、避難が遅れた」(16.7%)、「一度避難した後、自宅や建物に戻った」(12.0%)と避難しつつも迷いがあったことが分かる結果となりました。
そこで、MLSJ社では、“逃げ一択防災”という考え方を提案しています。「逃げ一択防災」は、日常的に使っている耐火・耐水金庫を活用した新たな防災の考え方です。これは、防災の備えとして推奨されている防災袋やリュック("持ってく防災")にプラスする、新しい備えの形です。普段大切にしている物や、生活が戻った時に必ず必要になる物を金庫で守ることで、もしもの時の避難を唯一の選択肢にすることが可能となります。この考えを“置いてく防災”と定義し、迅速な避難を可能にする新しい防災の考え方です。
耐火・耐水性能を備えた金庫に、大切なモノをまとめて保管しておけば、非常時にすべてを持ち出そうとする必要がありません。
「大切なモノは金庫が守ってくれる」と信じて、迷わず逃げる。金庫は、災害から物を守るだけでなく、避難時の迷いや躊躇を減らし、命を守るための「逃げ一択」という判断を支える存在です。
| 代表取締役 安藤亮平 コメント 世界でも有数の災害大国であるここ日本にて、私たちは「逃げ一択」を防災の新しい合言葉として提案しています。 災害時、「通帳を持っていかなければ」「思い出の品を取りに戻りたい」と考えることは自然なことです。しかし、その迷いが避難の遅れにつながる可能性があります。 大切なものを守る場所を日頃から決めておくことで、いざという時には命を守る行動を最優先にできる。その考え方を私たちは「置いてく防災」と呼んでいます。防災の日をきっかけに、ご家庭で「何を持って逃げるか」だけでなく、「どうすれば迷わず逃げられるか」を一度考えていただければと思います。 防災グッズ大賞2026を受賞した当社の耐火・耐水金庫は、今後フェーズフリー防災を支える選択肢の一つとして提案してまいります。 |
金庫を活用したフェーズフリー保管
金庫には、通帳や印鑑などの貴重品だけでなく、日常でも使用し、災害後の生活再建にも必要となる物をまとめて保管しておくことができます。
ただしまい込むのではなく、定期的に中身を確認し、普段の暮らしの中で更新していくことが、フェーズフリーな保管のポイントです。
| 「フェーズフリー保管」で金庫に備えておきたい物の一例 1.少額の現金 キャッシュレス決済が普及した現在でも、災害時には停電や通信障害によって、電子決済やATMが利用できなくなる可能性があります。また、災害時に限らず、財布を紛失したときや、急に現金が必要になったときにも役立ちます。紙幣だけでなく、公衆電話や自動販売機などで使用できる硬貨も一緒に保管しておくと安心です。 2.重要書類 保険証券、契約書、資産に関する情報、家族の連絡先、保険会社や金融機関の問い合わせ先、年金手帳などをまとめておきます。原本だけでなく、身分証明書やお薬手帳、各種証書のコピーを保管する方法も考えられます。災害後に各種手続きや保険請求を行う際にも役立ちます。 3.印鑑 / 通帳 4.予備の鍵 自宅や車、親族宅などの予備の鍵をまとめておくことで、紛失時や緊急時にも役立ちます。 5.家族にとって大切なモノ 母子手帳、家族写真、手紙、子どもの成長記録、記念品など、金銭的な価値だけでは測れない物も、災害後の生活を立て直すうえで大切な存在です。 6.家族の情報をまとめた「わが家の情報カード」 家族の氏名・生年月日・連絡先、勤務先や学校、かかりつけ医、持病やアレルギー、緊急連絡先などを一枚にまとめておきます。日常の各種手続きや旅行時にも確認でき、災害時にスマートフォンが使えない場合の情報源としても役立ちます。 7.モバイルバッテリー・充電ケーブル 8.予備のメガネやコンタクトレンズ 予備のメガネ、コンタクトレンズなどは、災害時にすぐ代わりを用意することが難しいので、普段から予備を持つ習慣をつけましょう。 9.常備薬 ※薬は保管条件や使用期限を確認し、金庫内での保管が適さないものは別途管理してください。 10.デジタルデータのバックアップ 家族写真、契約書類、資産情報、緊急連絡先などのデータを保存したUSBメモリーや外付けストレージを保管します。クラウド上のバックアップと併用することで、通信環境がない場合にも情報へアクセスしやすくなります。 11.高価なアクセサリー / 時計 |
『2026年防災にまつわる調査』結果詳細
≪概要/属性≫
場所:全国(インターネット調査)
調査期間:2026年8月19日〜8月21日
母数:合計340名
属性:20~70歳の男女
・地震による被災・生活への影響経験者:156名
・被災・生活への影響のない人:184名
【現在の防災意識と備え】
Q1. あなたは現在、地震などの災害に備える必要性をどの程度感じていますか。(n=340名:SA)
「非常に感じている」と「ある程度感じている」を合わせると89.7%(全体)という9割の人が感じているという結果に。一方で、被災した経験がある方は「非常に感じている」が55.8%と被災経験が無い方と33%ほどポイントに差があった。

Q2. あなたの家庭では、現在、地震などの災害に対して何らかの備えをしていますか。(n=340名:SA)
「十分に備えている」と「ある程度備えている」を合わせると62.1%(全体)という半数以上は備えているという結果に。一方で、被災した経験がある方は「十分に備えている」が22.7%、被災経験が無い方は3.9%と5%以下という結果になり、双方「十分に備えている」と答えている人は低い結果となった。

Q3. あなたは、災害への備えとして、次のうちどちらの方法が無理なく続けやすいと思いますか。(n=340名:SA)
被災した経験がある方、被災経験が無い方それぞれ「普段使っているものに防災機能を持たせ、日常的に使いながら災害にも備える」が最も多く54.8%と半数以上という結果に。

Q4. 現在、家庭で行っている災害への備えを教えてください。(n=211名:MA)
「食料」が76.5%(全体)、「飲料水」が67.9%(全体)と高いポイントに。全体を見ると「食料」以外の備えについては、被災経験が無い方のほうが、被災した経験がある方がポイントが高かった。

Q5. あなたが災害への備えとして特別に購入、準備したアイテムはどれですか?(n=211名:MA)
「飲料水」が46.4%(全体)、「食料」が45.9%(全体)と消費期限があるものが高いポイントに。

Q6. 防災用品や備蓄品を、どの程度の頻度で見直していますか。(n=211名:SA)
「半年に1回程度」が45.9%(全体)と高いポイントに。

Q7. 防災への備えを継続するうえで、負担や難しさを感じることを教えてください。(n=211名:SA)
「費用がかかる」が43.4%(全体)、「定期的に見直すのを忘れてしまう」32.7%(全体)、「保管する場所がない」が31.1%(全体)、「食品や電池などの使用期限の管理が難しい」31.1%(全体)が高いポイントに。被災経験が無い方より、被災した経験がある方のほうが、「何を用意すればよいか分からない」のポイントが高く、19.9%差があった。

【地震発生時の行動】
Q8. 地震が発生した際、身の安全を確保した後、すぐに避難することができましたか。(被災経験者n=156:SA)
「少し迷ったが、比較的すぐに避難できた」が45.3%と高いポイントに。一方で、「迷いや準備に時間がかかり、避難が遅れた」(16.7%)、「一度避難した後、自宅や建物に戻った」(12.0%)と避難しつつも迷いがあったことが分かる結果に。

Q9. 地震が発生した際、避難する前に持ち出そうとしたもの(持ち出したいもの)、または確認しようとした(確認するのではないかと思う)ものはありますか。(n=340名:MA)
「携帯電話・スマートフォン」69.1%(全体)。次いで「財布・現金」が58.9%(全体)となったが、被災経験が無い方は「財布・現金」を重視しているが、被災経験がある方は実際に持ち出そうとしたかというと、49.3%と低めの結果となった。

Q10. 避難時または避難後に、「自宅にある大切なものを取りに戻りたい」と思ったことはありますか。(被災経験者n=156:SA)
「取りに戻ろうとしたが、やめた」が34.7%、「実際に取りに戻った」が33.1%、合わせて67.8%が家に置いてある物が気になった経験があると回答した。

Q11. 地震発生時、すぐに避難できなかった、または避難をためらった理由を教えてください。
(被災経験者n=156:MA)
「通帳や印鑑、重要書類を持ち出そうとした」が34.2%と最も高く、すぐに必要なアイテムではないものの、家に置いておくことに不安を感じる物であることが分かった。

Q12. 災害発生時に、大切なものが守られているという安心感があれば、「取りに戻る」という行動を防げると思いますか。(n=340名:SA)
「非常にそう思う」(29.6%)と「ある程度そう思う」(52.2%)をあわせて81.8%と8割以上の方が「そう思う」と回答した。被災経験がある方のほうが88.7%とより高い結果に。

【フェーズフリーに関する意識】
Q13. あなたは「フェーズフリー」という言葉を知っていましたか。(n=340名:SA)
「知っていた」が17.5%(全体)、「ある程度内容を知っていた」19.4%(全体)あわせて、36.9%となり、3人に1人が知っているという結果に。一方で、被災経験がある方は上記を合わせると61.4%と6割以上となり、よりフェーズフリーの考え方を知っていることが分かった。

Q14. 「フェーズフリー」とは、普段使っている商品やサービスを、災害時にも役立てる考え方です。この考え方について、どの程度共感しますか。(n=340名:SA)
「非常に共感する」が24.5%(全体)、「ある程度共感する」が54.8%と共感すると答えた人は79.3%と7割以上となった。一方で、被災経験がある方は上記を合わせると88.7%と9割近いポイントになった。

【金庫で守りたいもの】
Q15. 火災や浸水に強い金庫があった場合、保管したいものを教えてください。(n=340名:MA)
最も多いのは「通帳・印鑑」が62.1%(全体)、次いで「現金」が54.8%(全体)となったが、被災経験が無い方のほうが、58.7%と被災経験がある方より7.4%ほど高かった。一方で、被災経験がある方は「身分証明書」のポイントも46.7%と高く、被災後に重要だったことが伺えた。

マスターロック・セントリー日本の製品
防災に役立つ主な性能
- 耐火性能により、火災時の高温から大切な書類や記録媒体を保護。
- 耐水性能により、消火活動による放水やスプリンクラーの散水、浸水などから内容物を保護。
- 高い堅牢性により、落下や衝撃、倒壊した建物の瓦礫などによる損傷リスクを軽減。
- 施錠機能により、避難後の盗難や火事場泥棒に対する不安を軽減。
- 対象製品には、ライフタイムワランティーによる火災保証が付帯。万が一火災に遭い、金庫が焼損した場合でも、最初の購入者が使用している期間に限り、所定の条件に基づいて同等品へ無償交換。
●置いてく防災アイテム
JTW123GEL ビッグボルトシリーズ JTWモデル
従来比60%UPの極太カンヌキとこじ開けに強い構造のセキュリティ性はそのままに、2時間で1010℃まで加熱する過酷なUL耐火試験とデジタルメディア耐火テストをクリアし、強靭な耐火性能を備えました。さらに消火放水や浸水からも守る耐水性能も装備した、最上級の性能を備えた金庫です。
重要な書類をはじめ、貴重品や家族の大切な思い出・記録からデータまで、身近な所で保管することができます。
★スペック:耐火2時間とメディア耐火、耐水24時間、耐急加熱爆発、ハイセキュリティ、A4サイズのファイル収納、ダブルロック、耐落下衝撃、庫内LED

外寸: 幅415×奥行き491×高さ453mm
内寸: 幅310×奥行き280×高さ349mm
質量: 57kg
容量: 33.6L
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