2024.10.03ヘルメットホルダーがない場合注意! 自転車やバイクのヘルメット盗難対策

ヘルメットは、自転車・バイク・オートバイに乗る人にとって重要なアイテムです。機能やブランドによっては高価なものもありますが、放置してその場を離れてしまう人が意外と多く、盗難の被害に遭いやすいもののひとつです。注意が必要なのは、大人用のヘルメットだけではありません。道路交通法で幼児および児童(13歳未満)が自転車に乗る際はヘルメットの着用努力義務があるため、子供用のヘルメットの管理にも気を付けなくてはいけません。きちんと対策をして、大切なヘルメットが盗難に遭わないようにしましょう。

しっかりヘルメットに盗難対策をしたほうが良い理由

自転車やバイクの愛好家にとって、自分のこだわりを持って選んだヘルメットも大切なアイテムです。高価なものも多く、オークションやフリマサイト等にて高値で売買されやすいため、転売目的でヘルメットを盗難するケースも多く発生しています。売却するためだけでなく、いたずら目的でヘルメットを盗む場合もありますので、簡単には盗めなさそうと思わせることが重要です。バイクで出かけた際、トイレや店舗に立ち寄る時に「ちょっとの間だけだから」と油断して、ヘルメットをケースにしまったり鍵のかかるところにしまったりしないまま、目を離してしまう方は多いのではないでしょうか。外出先で盗まれてしまうとそのままバイクに乗って帰ることができなくなるため、どんなに少しの時間でも盗難対策をすることがとても大切です。ヘルメットの一時的な置き場としてバイクのミラー部分などに掛けている人も見かけますが、簡単に持ち去ることができてしまう上に、ミラーに負荷がかかり、傷ついたり角度が変わったりすることも考えられるため、避けた方が良いでしょう。風や振動などでヘルメットが落下する恐れもあります。 

ヘルメットを盗まれないための盗難対策

ヘルメットを盗まれないようにするには、どのような対策が考えられるでしょうか。タンデムされる方は、ヘルメット2つ分の対策が必要となります。

きちんとヘルメットをしまう

ヘルメットバッグやケースを利用して、ヘルメットをしまっておくことは、盗難対策の基本です。盗む気持ちがない人でも、盗りやすそうな場所に放置してあれば、いたずらに盗んでやろうと思ってしまうかもしれません。ヘルメットを外から簡単に見えない状態で保管するように心がけましょう。自宅やマンションの駐車場、駐輪場などでの盗難やいたずらも多いため、バイク本体ごとシートを被せてロックをしておくなどの盗難対策がおすすめです。

ヘルメットを持ち歩く

バイクから離れる際は、ヘルメットを持ち歩くことも盗難対策として有効です。少し邪魔に感じる場合もあるかもしれませんが、自分の目が届く範囲に置いておくことで心理的にも安心できるでしょう。自宅の敷地内でも油断せず、家の中や、きちんと鍵のかかる場所で保管することをおすすめします。

ワイヤーロックで鍵をかける

どうしてもヘルメットを持ち歩くのが難しい場合にはワイヤーロックやケーブルロックを使用してバイク本体と結びつけておくと良いでしょう。ロックを使用しないときはバイク本体やカバン等につけておけば邪魔になりませんし、暗証番号で解錠できるワイヤーロックなら鍵を持ち歩く煩わしさもありません。ヘルメットホルダーがないバイクでも、ヘルメットを結び付けられるので便利です。ワイヤーロックを使用する場合は、バイクにヘルメットをくくりつけた状態で長時間放置しない、切られやすい顎紐部分は避けてワイヤーを通す、といったことに注意してください。 ヘルメットはそれだけでも高価なものですし、バイクに乗る際は必須のアイテムなので、盗難に遭ったら困ってしまいます。転売目的での盗難も非常に多いので、盗難に遭わないために、各自できちんと盗難対策をしましょう。ちょっとした工夫と対策が大切なヘルメットを守ってくれます。