お子様がいるご家庭にとって、大きなイベントの1つである運動会。多くの不特定の人が集まる場所は、総じて盗難リスクが高くなり、荷物管理には注意が必要となります。ご自身の荷物を安全に保管するために、気を付けておきたいポイントをご紹介します。
運動会で盗難がおこる?
運動会は、小学校や中学校などのグラウンドや運動公園などで行なわれることが多いです。学校や地域などが主催し、よく知っている場所で行われる地元密着型の運動会では、盗難など起こりそうもないように感じますが、油断は禁物です。
知らない人が潜り込みやすい
運動会では、保護者や顔馴染みの地域住民が多く、身近な人ばかりがいるような気持ちになるため、全く関係ない人が潜り込んでいても気付きにくい環境です。知り合い同士で話が盛り上がっていたり、競技に参加・応援したりしている間は、荷物への注意も薄れやすく、そのような隙を狙った盗難犯が侵入する可能性があります。
自分の子供の撮影に夢中
保護者として学校の運動会に参加した場合には、自分の子供が頑張っている姿をビデオやカメラで撮影する方も多いでしょう。撮影に集中している間に荷物や貴重品がなくなってしまう可能性もあるので、十分に注意が必要です。
場所取りのために荷物を置きざり
運動会では、レジャーシートなどで場所取りをした場合、飛ばされないようにバッグなどの荷物を置いたり、折りたたみのイスやテーブルなどを置いたりしている光景をよく見かけます。場所取りだけしてその場を離れる場合、残した荷物が盗難のターゲットにされてしまうかもしれません。
運動会で盗難被害に遭いやすいもの
運動会では、以下のようなものが盗難に遭いやすくなっています。
財布、スマホなどの貴重品
財布やスマートフォンなどの貴重品は、小さいものなので盗みやすく、置きっぱなしにしていると簡単に持ち去られてしまいます。カバンの中から財布を盗られる、現金だけ抜き取られるといったケースも考えられます。
カメラ、ビデオカメラ本体や三脚
運動会といえば、わが子の活躍を撮影するためにカメラやビデオカメラ、三脚などを持ち込む人も多くなっています。撮影を休止している間、他の荷物と一緒に置きっぱなしにしていませんか?気合いを入れて高価なカメラやビデオカメラを準備する方もいると思いますが、盗まれると大切な思い出も一緒に失われてしまいます。見た目が似ている機種も多いので、取り違えによる紛失にも注意が必要です。
レジャーシートやチェア
場所取りのために置いていたレジャーシートや折りたたみチェアなどを持ち去られることもあります。少しでも快適に過ごせるように、色々なグッズを準備される方も多くなっていますが、特にアウトドア用品の人気ブランドのものは狙われやすいので、注意したほうがよいでしょう。
運動会での荷物管理の方法
運動会で荷物や貴重品を管理するときは、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。多くの人が集まる場所では、荷物の盗難だけではなく、お弁当や飲み物へのいたずらにも注意が必要です。
無人の時間を作らない
荷物やレジャーシートで場所取りしたスペースには、必ず誰かしら残っているようにして、無人にしないことが大切です。知り合いの家族とも協力するなどして、できるだけ交代して競技を観に行ったり、トイレに行ったりしましょう。スペースを確保しておくためにも、ものを置いておくだけではなく、誰か人がいた方が安心です。
必要以上に現金を持ってこない
盗まれないようにするには、持ち込まないことが一番です。運動会に持ち込むお金は必要最低限に留めて、小さめの小銭入れ等を使って常に持ち歩けるようにしておきましょう。財布をカバンやポケットにしまうときに、ケーブルロックやカラビナロックでカバンや衣服とつないでおくとより安心です。
ロックを活用する
カメラやビデオを入れたケースや、貴重品等を入れたカバンには、ファスナー部分にケーブルロックや南京錠を使ってロックしておくと、盗難防止に有効です。家族分の荷物一式や、折りたたみチェア・クーラーボックスなども長めのケーブルロックを活用すればまとめてロックしておくことができます。きちんと対策しているとわかるようにすることで、盗難やいたずら・持ち去りの抑止効果もあるでしょう。 運動会のように不特定多数の人が集まる場所では、荷物の自己管理が重要です。盗難対策をきちんと行うことで、安心してお子様の活躍を撮影したり、応援を楽しんだりすることができます。運動会の準備をする際は、ぜひセキュリティ対策についても考えてみてください。